9月入学はコロナ禍の子どもを救えるのか?「メリット」と「デメリット」を検証!

2020年8月11日




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9月入学

政府は、新型コロナウイルスの感染拡大による学校休校の長期化に備え、

9月入学・始業の検討を急いでいるようで、6月上旬にも導入の可否について

方向性を示す構えだそうですが・・・

来年(2021年/令和3年)小中高、大学が9月入学に移行となった場合、

様々な疑問や、メリット・デメリットが飛び交っております。

 

9月入学のメリット

9月入学は、休校長期化による学力格差の解消につながるほか、欧米などで主流の
秋入学に合わせて国際化を図れるというメリットがあるようです。

1・学力保障

今回の事態で本来4月から学ぶべき内容が十分学習できていない分、9月からのスタートに
切り替えれば、改めて最初からしっかり学ぶことができ、遅れを補うことができる。

2・国際標準に近づく

海外では秋入学制度の学校が多く、日本も同様になれば海外の学校への接続がしやすくなり、
留学などグローバルな学びが充実できる可能性がある。

9月入学のデメリット

1・入試問題

7月や8月など夏の時期に、高校入試や大学入試を行う必要性があるが、
十分に対応できるのだろうか?

 

すでに通常どおりの入試スケジュールで、受験の準備を進めている生徒や学校などは
混乱が予測される。

2・家庭の負担が増す

学生は社会人になるのが半年分遅くなるので、家庭では子どもを扶養する期間が長くなり、
その分負担が増す可能性がある。

 

企業も、今の一括した春の採用時期を見直さなければならならない!

 

入試制度や就職活動、国や自治体の会計年度など、社会全体のシステムを
見直さなければならない。

 

学校教育法などの関連法改正も必要となるようです。

幼児教育との接続は

幼稚園の入園や卒園も半年ずらすのか?・・・・・
幼稚園教育の内容は、学習指導要領で定められているようですが・・・

幼児期の発達や年齢に応じたものに見直すことができるのか?

今の教育は、幼稚園から大学まで、ギャップが生じないよう、切れ目のない仕組みになっていて、
1つ変えようとすると、すべての学校、教育段階に影響が出るようです。

小中高、大学、あるいは就職時期といったものを一斉に9月に移行していくためには、
解決していかなければいけない問題点がたくさんあり、簡単な問題ではないという
ことだと思います。

 

9月入学議論 経緯と課題は?

9月入学は、日本でも明治時代は、大学で行われていたようです。

戦後は、新たな学校教育法に基づき、義務教育から大学まで、4月入学とされてきました。

しかし、大学については、その見直しがたびたび議論されてきたようです。

 

9月入学は、海外の大学で多く取り入れられ、意義があるという意見もありましたが、
企業の採用活動の問題などで課題があり、導入に向けた動きにはつながらなかった!。

 

平成19年には、学校教育法施行規則の改正で、学長の判断で学年の開始時期を4月以降に
することが可能となるなど、弾力化されました。

 

現在は100を超える大学で4月以外の時期に学生の入学もあるようですが、
大多数は4月入学のままです。

 

一方で、義務教育となる小中学校、そして高校については、文部科学省でも具体的な
秋入学についての議論は確認できないということです。

 

新型コロナウイルスの影響で突如、持ち上がった今回の議論について、
文部科学省は「休校が続く中、あらゆる事態を想定してさまざまな選択肢を
検討している」としています。

 

9月入学について教育評論家の尾木直樹さんは、賛成する立場をとっています。

その理由については・・・・

「子どもたちが現在、置かれている環境では、オンライン授業が行える学校と
そうでない学校、家庭の中でも資金のある家とそこまでできない家で、
学習の格差が生まれている。
遅れを取り戻すため、夏休みを削減したり、補習授業を7時間目まで
行ったりして詰め込むと、不登校になる子が出てくる。
時間にゆとりを持つためにも9月入学や始業式の制度を作るべきだ」と
指摘されていました。

 

 

「先進国の中では4月入学は日本だけで、諸外国では9月入学がほとんどだ。
その基準にそろえると、日本の学生も海外の学校に入学しやすくなるし、
国際的な競争力が落ちている日本の大学に、海外の有名大学から教授を呼びやすくなる。
平時では、なかなか変えられないものをコロナ禍で改革し、チャンスに変える機会だ」と
話していらっしゃいます。

【緊急検証】9月入学はコロナ禍の子どもを救うのか?

まとめ

学生

学校教育は、幼稚園から小中学校、そして高校と12年以上にわたって内容が敷き詰められ、
ひとつのゆがみが生じるだけでそれ以上に影響が出てくるので簡単にはいかないようです。

 

学生が安心して社会への一歩を踏み出せるかどうかがもっとも重要!

 

9月入学に変更する場合でも情報を徹底的に開示して学生の不安を取り除くよう環境を
整える必要があると述べられています。

 

9月入学を本格的に議論する場合は、学生が不安にならないよう速やかな情報の開示が
重要だと指摘されています。

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、休校がいつまで続くか分かりません。

休校している学校は1年間の学習課程をこなせない懸念もあります。
9月入学になるとどこまでが対象になるのか?

 

様々な問題を抱えながらコロナウイルスに負けないで乗り越えてゆかなければなりません。

~一魂こめて~