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母子家庭の子どもはいじめられる?悩む前にとるべき親の対処法

母子家庭

いじめや虐待、子どもの貧困、全国の児童相談所には、年間で10万件を超える

約5分に一度のペースでSOSが届いているそうです。

いじめ、虐待などで地域からも孤立しやすい子どもたちの現状は、

なかなか目に見えず、胸の痛むニュースが報じられます。

 

なぜいじめがあるの?

弱いものいじめはあってはならないことですが、母子家庭の子供は、
弱いものイジメをされる対象になりやすいのでしょうか?

貧乏だから?ひとり親だから?

親としては不安を持つところです。

なぜ?いじめがあるのか?

いじめられた時の対処法を調べてみました。

いじめ

自分と違う人を排除するため

集団生活の中で、他人と違う行動をする人はどうしても目立ってしまいます。

 

人と同じであることが良しとされる学校教育の中では、人と違う外見や内面を
持つ子供は受け入れづらく、排除しようとする傾向にあるのです。

 

集団を乱している!自分が正さなければという正義感からいじめをする人もいて、
これはいじめているという自覚がないため、どんどんとエスカレートしてしまう
危険性があります。

心の安定を保つため

不安定な心理状態になったとき、人は自分のことを守ろうとする意識が働きます。
これを『防衛機制』といい、抑圧された感情を誰かにぶつけようとする気持ちが
いじめとなって表れ、優越感で心の安定を保とうとします。

自分がいじめられないため

1人の子がいじめられると、周囲の子供たちもそれに同調していじめが
連鎖的に起こることがあります。

 

これは、自分がいじめのターゲットになってしまわないように
“いじめる側”にまわろうとするため。

 

自分がいじめられないためにいじめるというのは、
珍しいことではありません。

暴言や暴力が当たり前の家庭で育った

家庭で両親から暴言を受けるのが普通で、時には暴力を受けることもあるという
家庭で育った子供は、それが悪いことだと認識せずに育ってしまいます。

 

その結果、同じようなことを学校で友達にしてしまい、しかも・・
それをいけないことだとは気づかずにいじめをしてしまうのです。

ストレス解消

いくら子供とはいえ、学校生活を続けているとストレスを抱えてしまうもの。

 

勉強がうまくいかなかったり、友達関係に悩んだりして、それを解消させるために
他の子をいじめてしまう子供も出てきます。

 

退屈な学校生活を楽しむために、いじめを行うということもあるでしょう。

いじめの性質が巧妙で陰湿化

いじめは昔からあるものですが、その性質は大きく様変わりし、
巧妙で陰湿化してきていると言われています。

 

昔は、力を持ったガキ大将的な子供が暴力をふるうというもので、突発的に
行われることが主でした。みんなが恐がり、いじめる側が孤立することも。

 

しかし、現在のいじめは、“大人数で一人を追いつめていじめる”という
構図になっています。

 

いじめる側にいることが安全とみなされ、いじめられる側を孤立させるのです。

いじめ

そのため、いじめられる側が声を上げなければ発覚しづらく、
周りに味方がいない状況へとどんどん追い込まれていきます。

 

「みんながやってるから」となって歯止めがかからず、
エスカレートしやすいと言えるとも・・・・

子供がいじめられているときのサイン

子供がいじめを受けていれば、家庭で何かしらのサインが見られるはずです。

早い段階で異変に気付くことができれば、最悪の状況を防ぐことができます。

・学校のことを話さなくなる
・ぼーっとする
・成績が下がる

などのことがあれば、いじめの不安や恐怖でストレスをかかえているのかもしれません。

・持ち物をよくなくす
・服が汚れている
・怪我をしている

などは、いじめられている証拠と言えます。

この他、感情の起伏が激しくなったり親に対して攻撃的な言動をするようになるのも、
いじめを受ける子供が見せるサインのひとつです。

いじめ

こどもはなぜ?いじめを言わないの?

子供にとって学校というのは、自分の世界の全てといっても過言ではないのです。

 

嫌なことをされたとしても、そこで自分がいじめられているということは
受け入れづらいものです。

 

「自分になにか悪い部分があるのでは」などと考え始めてしまうと、
余計に言い出せなくなってしまいます。

母子家庭

心配をかけたくない

いじめられていることを、みじめで恥ずかしいことだと思う子供も少なくないようです。

 

大切な家族にそれを知られてしまうことは、できれば避けたい・・・

 

決して親を信頼していないということではなく、心配させたくないという気持ちが
強くなることで打ち明けることができなくなる。

よりひどい目にあうことへの恐れ

親にいじめられてることを言えば、親としては何らかの対処をしようとします。

 

それが学校に伝わり、いじめる側の耳に入ればもっとひどい目にあうことも考えられる!

 

今の状況を悪化させるような行動は、なかなか実行することができないのです。

 

母子家庭の子供は、特に母親に心配をかけたくない!

 

そんな気持ちも強いようで・・・なかなか言葉には出せないでいます。

子供がいじめられているときの親の対応は?

母子家庭
ある日突然いじめは始まります。

何をきっかけにして起こるかもわかりません。

いじめられている側にはほとんど非がないことが多いのです。

子供は親に言おうか・・・どうしょうか?迷います。

心配をかけたくないと思ってしまう心が、なかなか言い出すことができません。

1・安らぐ家と居場所
2・話を聞いてもらえる家族
3・全面的に肯定する
4・子どもの希望を聞く
5・子供自身がどうしたいのかを聞く
6・いじめっ子への対処法

安らぐ家と居場所

自分の居場所があって心安らぐ家族がいれば話を聞いてもらいたくなってきます。

今日一日の出来事、友達との他愛ない話を聞いてもらうだけで心は和みます。

大人の私たちも、ああでもない・・こうでもない・・他愛ないお喋りは尽きません。

いじめを受けた子供のストレスはかなりのものです。

そのために安心できる心安らぐ場所が必要であることは間違いありません。

ママの笑顔と優しさが必ず自分を守ってくれる安堵感は、学校でつらいことがあっても
子どもは乗り越えて頑張れるものです。

話を聞いてもらえる家族

子供がいじめられたことを話してくれたら、心からしっかり受け止めて
安心できる言葉をかけてあげましょう。

決して・・・決して・・子どもを責めないで下さい。

子供はそれ以上何も言えない子供になってしまいます。

いじめがエスカレートして・・・・・・

本当に助けてほしい・・
何とかしてほしい・・・
このままでは辛い・・・

SOSの言葉がでなくなってしまうのは、親の心許ない一言なのです。

どんなことをされたのか?
どんなことを言われたのか?
どんなことで傷ついたのか?

親身になって聞いてあげることがとても大事です。

話していくうちに・・子どもは自分でも気がついてきます。

お母さんは、自分を守ってくれる・・・

その心の安心感が子供を強くもするのです。

そして・・親として見過ごせないことであるなら学校側との相談が必要です。

子供を全面的に肯定する

本当にこれは大切です。

いじめを受けた子供は自信をなくします。

生きている意味がないのではないか?なんてことを考えてしまいます。

無条件に褒めて、子供の全てを肯定してあげることが必要なのです。

外見的に人と違うことが原因となっていじめに発展することもあります。

これに対して子供が劣等感を持ってしまって、卑屈になると・・・

ますますいじめがエスカレートすることになります。

 

人と違うことは欠点ではなく、太っていようが・・チビであろうが・・

 

愛する我が子はどこの誰よりも一番可愛いのです~~(^ω^)

 

愛されていると言う小さな自信を持つことで堂々と振る舞うことができれば、
それだけでいじめがなくなることもあるのです。

子供自身がどうしたいのかを聞く

子供がいじめられていると知ると、親はパニックってしまい・・・

大騒ぎしてしまうことも少なくありません。

どうしていじめられるようになったのか?

いきさつをしっかり聞いて、子供にどうしたいのかを聞き、親が先走って
勝手に対処することのないようにすることは大切です。

その場限りのトラブルだったのか?
悪質ないじめなのか?

子供とことのいきさつををじっくり聞いていくうちに・・・

「僕も悪かった」とハッと気がついて、子供同士でスムーズに
解決できることもあります。

子供はいじめが公になることを恐れている場合もあるので、
子供の本心は何なのかしっかりと見極めること!

何があっても母は味方になって守るという姿勢は大事です。

いじめっ子への対処法

気が弱く、感情をあまり表に出さない子はいじめられやすい傾向にあります。

 
嫌なことははっきり嫌と言う、なにか言われたら言い返す、
聞き入れてくれるまで何度も言うなど、
自分の気持ちを相手にきちんと意思表示できることから始めさせてみましょう。

 

それは・・・ふだんの親子の会話からでもできることです。

子供目線で子供の話に耳を傾けて会話する!です。

学校は子供の味方にはならない

いじめが起きた場合、必ずしも学校側が子供の味方になってくれるとは限りません。

きちんと対応してもらうためにも、正しい手順を踏む必要があります。

 

子供がいじめられているということを正しく伝えるために、
まずは事実関係をはっきりとさせましょう。

いつ、誰に、何をされたのか?

可能であれば文書の形で記録し、いじめがあったらそのつど記録を残す。

間違っても、いじめた子の親に直接抗議するようなことはしてはいけません。

「自分の子供がいじめなんてするはずがない!」と
余計に話がこじれてしまうことにもなります。

まずは、学校の担任に対して事実関係を伝えることからです。

事前に記録した内容を元に、冷静に伝えるようにしましょう。

直接会って面談等を希望する場合には、具体的な日時も伝えるようにしてください。

学校側との面談

先生との面談をする場合には、記録した資料をしっかりと渡す形で準備することが
大切です。

渡した後に「紛失しました」などと言われてしまわないよう、提出用と自分用の
2部を準備しておきましよう。

 

子供が怪我をしている、物が壊されたなどの場合には、写真や現物などの物証も
持参してください。

要求をはっきりとする

感情的になってグチに終止することなく、解決策を出すような働きかけが必要です。

事実と要求を淡々と伝えなければ問題点が分かりづらくなってしまいます。

何をしてくれるのかを聞き出したら、それを文書として残しましょう。

「相手の子に謝ってほしい」
「いじめをやめさせるよう対処してほしい」など、

学校側に何をしてほしいのかはっきりと要求しましょう。

学校側の対応がうまくいかない時

担任との交渉がうまくいかない場合は、上司の教頭や校長にあらためて相談しましょう。

それでも解決しなければ、さらに教育委員会へ相談することも視野に入れる必要が
あります。

いじめられる子供がいるということは、当然いじめる子供がいるということ!

自分の子供がいじめる側だったということもあります。

信じたくない気持ちもわかりますが、きちんと向き合わなければいけないのです。

 

子供はいじめることを悪いと思っていないこともあるため、
「いじめは卑劣な行為だ」ということを根気強く伝えましょう。

 

また、子供がいじめをするときには、何かしら不満を抱いていることが多いものです。

家庭で異変がないか気にかけるようにし、会話する時間をとるように意識しましょう。

 

もし自分の子供が悪いというときには、相手の子供や家庭に対して親が誠意を
もって謝ることで、子供は自分のしたことの過ちを理解できるかもしれません。

文部科学省の取り組み

わが子をいじめから守る10カ条

いじめ問題やその他の子供のSOS全般に悩む子どもや保護者等が、
いつでも相談機関に相談できるよう、都道府県及び指定都市教育委員会が夜間・
休日を含めて24時間対応可能な相談体制を整備しています。

 

子供たちが全国どこからでも、夜間・休日を含めて、いつでもいじめやその他の
SOSをより簡単に相談することができるよう、

全都道府県及び指定都市教育委員会で実施されています。

24時間子どもSOSダイヤル

まとめ

母子家庭

「子供がいじめられているときのサイン」や「学校への相談方法」などについて
ご紹介してきましたが、いかがでしたか?

 

子供同士のトラブルと安易に考え対応を間違ってしまうと、取り返しのつかないことに
なってしまうこともあります。

子供にとって一番の味方となってあげられるのは、親に違いありません。

そこで信頼してもらうことができなければ、子供はより一層、一人で抱え込んで
しまうことになります。

しっかりと子供を見つめ、話に耳を傾けることをおろそかにしないことが大切です。

子供の社会は未熟な社会なのです。

喧嘩もあれば、嫌な思いも沢山するでしょう。

いじわるしたり、されたり、我慢したり、仲直りしたり・・・

いろいろ経験する中から人間性が培われ社会性が養われていくものです。

 

母子家庭の子供だから・・と卑屈な「心」は不要です。

 

明るく、楽しく、元気に、いじめに負けない子育てを楽しんでくださいね。

一魂こめて・・・

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