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高すぎる学校制服に母子家庭はどうしょう?お金が足りない!

制服

値上げが続き、保護者などから「高すぎる」などの声が出ている学校制服ですが・・

義務教育は、「国民が共通に身に付けるべき公教育の基礎的部分を,だれもが等しく

享受し得るように制度的に保障するもの」であり、「無償なもの」であるはずの

教育を受けるのに、なぜ、これほどの経費を保護者が支出しなくてはいけないのか?

疑問を頂く方は多いと思います。

 

入学時に準備する品目の中でも高額

この10年で価格は上昇傾向で、2007年度に2万7000円~2万8000円ほどだった
販売価格は、2016年度には3万2000円~3万3000円に!

 

特に2015年度から2016年度にかけては生地材料の羊毛価格が上昇したことで、
さらに値上がりしているのです。

公立中学校入学に向けて、保護者がどの程度の額を支出しているのか?

 

新聞で報道されるまで調べることなく、まったく把握していなかったという事実に、

 

まず驚きです。

 

文京区が平成25年に調査した「文京区子育て支援に関するニーズ調査」で、
「子育て(教育を含む)に伴う経済的負担が大きい」という設問に対して、
中学生保護者の47.0%が「負担感がある」と答えています。

 

この数字は、就学前28.9%、小学生35.8%よりも大きく増えています。

 

文京区立中学校に入学する際に・・・・・

 

各校で指定されている制服(冬服)、内履き、体操服一式を揃えるだけで、
女子で約47,000円~約60,000円、
男子で約49,000~約61,000円かかっていることがわかりました。

文京区に限らず、そうした教育委員会は多いのかもしれません。

 

塾や習い事などの費用も考えられ、制服等学校指定品の購入費用だけが理由とは
言い切れませんが、区立中学校入学に際して必ず購入しなければならない最低限の
支出だけでも高額であり、経済的負担感に繋がっていることは否めません。

 

さらには、学校指定の通学バッグも、安いところで7,100円、高いところは
9,900円のものを購入しなければならず、夏の制服、水着、教材なども買っていくと、
5月頃までには10万円を超える支出になることも珍しくありません。

 

部活動のユニフォームやシューズ等用具類の購入などがさらにかさむ場合も多くあります。

 

体操服一式は、長袖のジャージ上下、半袖シャツ、ハーフパンツのセットが一般的で、
約15,000円~19,000円と高額です。

 

保護者にとっては、2月に実施される各校の入学説明会で初めて、
入学式までに購入し用意すべきものが示されるだけに、第一子を中学に
入学させる保護者の中には・・・・

 

「総額10万円近いお金を用意しなくてはいけないことに眠れなくなった」との声も・・・

 

第二子以降でもさらに購入しなければ、子どもの学校生活をスタートさせられないことに
悩む保護者も少なくないようです。

 

ちなみに文京区では、生活保護世帯(要保護)やこれに準ずる準要保護世帯に対して、
就学援助による制服等の費用は、申請後、前年度の住民税が確定したのちに、対象であるかどうかを確認して、各学期末である、7月、12月、3月に支給されるそうですが・・

 

日々の苦しい生活費の中で、義務教育である公立中学への進学にあたり、
なぜ?さらなる苦しさを抱えなくてはならないのか?

 

入学にあたり購入する学校指定品は制服等だけに限りません。

 

校章、学年章、学級章も個々に購入しなければなりません。

 

一般社会では、会社に入社すれば社章は無償で支給されたのではないでしょうか。

 

制服直用が義務付けられた会社では貸与されたはずなのですが・・・

部活動に入りたくても入れない!

学校制服

生徒自身が入りたい部活動があっても、高額なユニフォームなどを購入しなければ
ならないために、家庭の経済的事情から泣く泣くあきらめる子ども達もいます。

 

どのような家庭環境にあっても、自らの意志で選ぶ道をあきらめることのない
教育環境をどのように子どもたちに保障していけるか?

 

こうしたことを背景に、公正取引委員会が、公立中学の制服の取引実態に関する
報告書をまとめました。

 

全国約450の公立中の制服の価格や販売状況を分析し、制服が安くなる方法を
提言しているそうです。

 

報告書は各地の教育委員会などに送り、改善への相談にも応じるという。
公取委は制服が・・・・・

 

「入学に当たって準備する品目の中でも比較的高額なものとなっている」と位置づけ、
2016年末、制服の契約や販売の実態を明らかにする調査に乗り出しました。

学校制服の市場規模は?

 

学校制服の市場規模は1100億円程度とされ、大手メーカー4社でシェアの7割を
占めているのです。

この10年で価格は上昇傾向にあり、本来なら、中学生になるという祝うべき門出に、
保護者が支出に悩み苦しむことなく、心から進学を祝福し明るく支援できるような、
どこまでが保護者が支出すべきか、教材費も含め、教育委員会で議論し、保護者が
納得できるような説明責任を果たして欲しいですね。

 

次代を担う子どもたちは社会の宝です。
家庭の経済格差に左右されることなく・・・
どの生徒も可能性を閉ざされること無く・・・

 

のびやかに学校生活を過ごすためにも、義務教育における中学校の教育費の
家庭負担のないような義務教育であって欲しいですね。

今は昔の制服廃止運動

 

いまから30、40年ほど前には、「学校や大人による抑圧」の代名詞として
制服の廃止運動が盛り上がった時期もありました。

 

いまではすっかり下火となって、消え去ったと言っても過言でないようです。

 

若い世代の意見や要望を反映し、オシャレなデザインの制服を採用したことで、
志願者が増え、偏差値まで上がった学校は少なくないそうです。

 

ワンパターンのデザインしかなく、見た目も重く、メンテナンスが難しかった
かつての制服とは雲泥の差です。

 

制服の素材やデザインバリエーションが大きく変化し、合成繊維の発達で、
学校の制服は軽く、通気性が高く、アイロンがけが不要な快適なアイテムへと
変化を遂げ、デザインも、基本の制服に加えて、ベスト、セーター、
ブラウスといったオプションが増え、さまざまな着こなしバリエーションが
可能になり・・・

 

着る側の「いまの年齢ならではのファッションを楽しみたい」と
素材やデザインの変化にも後押しされて、制服は「体制の象徴」から

 

「自ら積極的に選びとるもの」に変化したようです。

 

制服が学校選びのポイントにもなっているという~~~ww

まとめ

学校制服

制服があるというのはとても楽です。

 

毎日の服装にあれこれ悩まなくてもいいし・・・正装としても認められていますから、
冠婚葬祭の際などにも中学生なら制服で出席することもできます。

 

私服だと経済格差が目立ってしまうという意外な問題もあるようです。

 

毎日同じような服装で登校していると、貧乏なイメージを持たれたり、
最悪の場合それがいじめに発展したりするケースにもなったり・・・

 

公立中学校の制服に意外にもお金がかかることは驚きの事実です。

 

新たに2016年末、制服の契約や販売の実態を明らかにする調査に乗り出しました。

 

家庭の経済格差に左右されることのない、どの生徒も可能性を閉ざされることのない、

 

のびやかに学校生活を過ごせるような・・・

 

家庭負担の少ない義務教育であって欲しいですね。

一魂こめて・・

 

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