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DV被害は暮らして始めてわかる!こんなタイプは要注意!


お店をしていると様々な人生を垣間見せていただきます。

1ヶ月に1~2度ご主人から電話がかかってきたりもします。

「家に3日帰ってこない、連絡も取れない!」

すると・・・暫くたって何もなかったかのように彼女が現れます。

この繰り返しを何度も見てきて『DV』だな~と感じてはいましたが・・・

 

DVの原因は?

DVはさまざまな要因や特徴が絡み合っていることをまずは理解しましょう!

 

DVの特徴としては、配偶者や恋人間のパートナーによる暴力は被害者が
女性であることが圧倒的に多いようです。

 

そのパートナー間の暴力は単純な喧嘩ではなく男性から女性への一方的な
暴力であることが圧倒的に多く、その背景には・・・・

 

日本では古くから伝え続けてられている社会制度があり、家庭、職場、地域などでは
慣習的・潜在的に男性優位社会構造となっていることが関わっているのです。

「男は仕事、女は家事・育児」
「男は男らしく」
「女は女らしく」

性別の役割分担の考え方が社会的、文化的に根付いているのです。

最近では、逆現象も見受けられて死語になりつつ・・ではありますが・・

一般的に女性の給与収入は男性の約60%と言われ、性別で仕事=男性、家事=女性
役割分担によって、経済的な格差が生まれる大きな要因となっているようです。

 

男性優位な社会構造は男性を支配する側、女性を支配される側という
考え方が慣習的にあるので・・・・・

 

法的に単純な「夫婦喧嘩」と見なされることも多く、
訴訟として訴えにくい環境にあります。

DVはなぜ起きるの?

思い浮かぶ原因はDVを起こしてしまう側のストレスや怒り、性格などの異常、
また酒や薬によって引き起こされるのではないか??

しかし・・・

ひどいストレスを抱えている人や性格が変な人、酒や薬を多く摂取している人が
必ずしもDVを起こしているわけではありません。

少なからず暴力を助長させているかもしれませんが、直接原因とは考えにくいです。

確かにDVを起こしやすいタイプの人はいらっしゃいますが・・・

人のタイプだけで起きるとも考えられません。

日本の社会が抱えている時代の流れがあると言われています。

DVが世の中に出た背景

夫婦DV

DVというものが世の中に出現し出したのは1970年の後半とされています。

このころ日本では古くからあった地域共同体が解体し始め・・・

核家族化の流れに移っていく次期で、地域共同体では親子2代、
3代で何世帯もの家族が共同で生活していました。

 

いわゆる開け放した部屋にいるようなもので、他の家族と協調や話し合い、
妥協などで生活が成り立っていたのです。

 

ところが核家族ではいわば密室と同じ状態になり、自我の主張、他の妥協や協調など
する必要がなく、DVが加速的に増加したのが2000年以降だそうです。

 

このころは地域共同体の解体が進み、大多数の人が常に他を意識することなく
自己自我の生活が作り出されたと言われています。

 

1990年代半ばから始まったバブル経済の崩壊など社会情勢の不安定なども影響し、
自己中心の考え方が恒常的なものとして認知され、そのためにDVが生まれやすい
時代に日本がなってきて、DVを起こす背景となってきていると言われています。

DVを起こす人のタイプは?

DVは一般的には無縁の事、ごく一部だけの家庭で起こっていること!

 

いえいえ・・・「まさかあの家族が・・」と思われるような家庭内でも
起こりうる普通のことなのです。

 

普段はむしろ冷静であったり、真面目であったりする人が・・・

あるとき豹変しDVへと走ってしまう。

そんな人にはいくつかの傾向があり要注意です。

所有欲、嫉妬心が深いタイプ

出会った最初のころは優しく頼りがいがありますが、そのうちに
“好きだから”とか”心配だから”といって被害者の行動を常に細かく詮索し、
強引に被害者の交友関係を断ち、被害者を孤立させて独占しようとします。

男尊女卑の考え方の強いタイプ

妻や恋人が外で仕事をすることや勉強して資格を
取得することなどに反対しがちです。(自分が優位でいたい)
そして性的にもセックスの強要や暴力的な性交渉をする
男性は暴力に走りやすくなるそうです。

批判的な言動を繰り返すタイプ

最初はちょっとした家族や友人の批判からはじまり、
そのうちに悪口がエスカレートして家族や友人を
家に呼びにくくなります。
さらに被害者自身に対しても侮辱したり批判を繰り返したり
ついには人前でも恥をかかせるようなことがつづき、
被害者が自分はダメな人間なのではないかと
思わせられることになります。

自己の責任を他に転嫁する

このタイプの人は、失敗するたびに人のせいにし、自分の責任は棚に上げ、
被害者が悪いから自分が暴力を振っているということにしてしまいます。
「弱いものいじめ、動物虐待をする」タイプの人は、弱いも人やものへの
思いやりがなく、最初はちょっとしたいじめや虐待でも、後にはひどい暴力を
振るっても何も感じることがなく平然としています。

「DV」

如何でしたか?

些細なことの揉め事は日常ではよくあることですが・・・

まさか・・・DVだなんて思ってもいなかったのでは?

DVの種類は?

DVとは身体的に受ける暴力だけではありません。

精神的、経済的、性的なさまざまな暴力をもすべてを
含んだ暴力のことを言います。

身体的に被害はなくとも傷つけることは人権を侵害することとなります。

大きくわけて5つの種類に分類されます。

身体的暴力

殴る、蹴る、つねる、物を投げる、熱湯をかける、首を絞める等など、
加害者が被害者に一方的に行う暴力。

精神的暴力

大声で怒鳴る、無視する、電話やメールを無断でチェックする、
命令口調でののしる、いやがることを言って脅す等など、
被害者にストレスがかかるようなことを繰り返し、精神的に追い込む暴力。

性的暴力

性交渉を強要する、避妊をしない、中絶を強制する、
異常に嫉妬心をいだく等など性的に心身ともに受ける暴力。

経済的暴力

生活費を渡さない、 大きな買物の決定権を渡さない、
酒やギャンブルに生活費をつぎ込む、
仕事を制限する等など経済的に自由を許さない暴力。

社会的隔離

携帯電話やパソコンの所有を拒否する、外出先や電話の相手を細かく
チェックする、交友関係を細かく管理する、親兄弟から隔離したがる等など・・
社会から被害者を隔離しようする行為の暴力のことです。

相手がそのような行為に至るのは愛情の現れで「自分が悪いからだ」と
思ってしまう被害者がいます。

DVを愛情と勘違いするのは大きな間違いです。

DVの被害を克服するには?

夫婦DV

DVの被害者は、DVを受けている中で「自分が悪いから暴力を受けるのだ」という
考え方を刷り込まれているのです。

暴力を受け続けているうちに自己を否定してうつ状態になり、無気力になります。

親しい友人や親兄弟からのつながりを断たれている場合も多いので、
なかなかDVから逃れられない状況にあります。

もしもDV受けているのでは?と思ったら、まず誰かに相談してください。

そして配偶者暴力相談支援センターの存在があることを知って、
将来のことを考えるポジティブな発想を持つことがDVから抜け出す方法です。

配偶者暴力相談支援センターとは?

DVを受けている人の相談を受け付け、被害者を保護する機能の他に、
その後の被害者の自立支援という役割を担っており、DV被害者にとって
とても重要なことです。

 

配偶者暴力相談支援センターから自立支援のため委託される形で、
「民間シェルター」という施設があります。

「民間シェルター」とは?

「民間シェルター」は、NPO法人や社会福祉法人などの民間団体が運営し、
DV被害者を一時的に保護する施設です。

 

DV加害者からの執拗な追跡などを避ける必要から、
民間シェルターは所在地が公開されていません。
被害者は安心して安全に場所に保護され、支援を受けられるようになっています。

 

DVの被害者の中には、こうした場所に自力で足を運ぶことができずに、
悩みを一人で抱え込んでしまっている人も少なくありません。

 

あなたの周りに、被害に遭っているかもしれない、と思う人がいたら、
こうした施設があるんだよ、ということを、まずは伝えてあげてください。

 

そして、DVかどうか迷う前に、まずはぜひ一度、訪問するよう、
勧めてあげてください。

 

多少お節介と思われても、訪問の際に付き添ってあげたり、
事前に電話連絡して窓口の確認をしたりしてあげることも、
大きな助けになります。

DVを目撃した子供への影響

 

そうして見落とされてきたDVは、それを目撃した子どもたちにも影響をおよぼします。

幼児期に大人のDVを目の当たりにした子どもたちは、自らが成長した時に
暴力として表現するケースが多々あり、次の世代に暴力が引き継がれるという
負の連鎖が起こるとされています。

自らが育った環境がそのまま継承されてしまうのです。

DVだと気がついたら必ず誰かに相談して抜け出して下さい。

DVを抜け出せない理由

妻が夫からひどいDVを受けているにも関わらず、夫からなかなか離れられない、
または一度離れてもまた夫のもとに戻っていくというパターンが多いのです。

DVの被害者には大きく分けてパターンが2つあると考えられています。

1つめのパターン

被害者自身がDVを受けていることに気付かないパターンです。

長い間共に生活しDVを受け続けていると、そのDVに慣れてきてしまいます。

すると暴力を振るわれていることを「愛されている」と感じてしまい、
ごく稀に優しく対応されるとつい安心してしまいます。

被害者本人がDVにあっているという意識がないので、
他の人に相談することなどないのです。

2つめのパターン

もうひとつは、自分がDV被害者であることの認識はあっても、
現在の生活を変えたくないために現状から抜け出せないパターンです。

暴力を振るわれている環境から離れたいと思っても、被害者が他に身よりもなく
頼るものがいない場合、また離れたために経済的に不安定になることを
心配する場合などは・・・・

DV被害を受けているにも関わらず、現状から抜け出せないのです。

夫婦DV

さらに、長い間DV被害を受け続けている人は・・・

「自分が悪いから相手を怒らせてしまったんだ」と
考えてしまうことがあります。

長期にわたるDVは被害者の自信や自尊心を失わせ、正しい判断ができず、
刷り込まれてしまった恐怖心が足かせになり、自由に動けなくなってしまっています。

これを被害者が加害者との関係性に依存している「共依存」と言われることがあります。

人間の共依存がDVから抜け出しにくい理由ではないかと考えられています。

全世界の3人に1人が・・

2016年3月の警視庁の発表によれば、日本における
ドメスティックバイオレンス(DV)相談件数は、
4971件(前年比864件増)、摘発件数(逮捕・書類送検)は
846件(同251件増)と、
2000年から統計を把握してきた中で
過去最多だったことと明らかにしています。

 

世界に目を向ければ、その数字はさらにひどいものです。

 

女性に限れば、全世界の3人に1人がこれまでに殴打、強姦もしくは
虐待を受けてきたか、生きているうちにこうした暴力を受ける可能性が
あるのだそうです。

 

多くの家庭内暴力が通報されない傾向にあることを考えると、
現実はさらにひどいと考えて間違いはないでしょう。

DVは犯罪です。

問題が深刻になる前に警察に相談しておくことも重要です。

近くの交番ではなく、最寄りの「警察署」にでかけましょう。

警察署では必ず「生活安全課」を訪ねてください。

生活安全課では、DVやストーキング事案に専門的に対応しています。

こうした問題に対処するために、女性警察官が配置されているところもあります。

まとめ

DV被害

時々家出の彼女のことが気になったので長々と書いてきましたけど・・

で・・・冒頭の彼女はどうなったのか?

警察に飛び込んで駆け込み寺で3日程過ごした・・・また帰った・・

また・・いなくなった・・と

ここまでくると・・もう一人で生きた方がいいのでは?

還暦近いオバさんがひと周り若い夫と暮らすのって(ヾノ・∀・`)ムリムリ

まして・・こんな感じでは命が縮まると思うけど・・!

単身世帯が寂しいって想うから・・想わなければ・・楽でいい!

それより・・もっと苦しい道歩いてる気がしてならないんだけど!?

精神的に自立すれば道は開けてくるはず・・・

一魂の想いをこめて~

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