発達障害を正しく知って得意分野を生かし個性に満ち足りた暮らし!

最近よく耳にする”発達障害”と言う言葉ですが・・・

いったいどんな障害なのでしょう??

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のかたよりによる障害です。

大人の発達障害が、ニュースや話題になることも増えてもきました。

「自分は発達障害かも」と思う人や、家族や職場に思い当たる人がいる場合も
あるのではないでしょうか?

発達障害とは?

特徴的な行動が乳幼児期からみられ、成人しても残ることによって生活に支障をきたす
いくつかの障害をまとめた言葉です。

自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害などが
含まれます。

発達障害は外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは十人十色です。

 

得意・不得意の凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりの
ミスマッチから、社会生活に困難が発生します。

 

そのため、発達障害の特性を「自分勝手」「わがまま」「困った子・人」などと捉えられ、
「怠けている」「親の育て方が悪い」などと批判されることも少なくありません。

 

ほかの人と比べて、得意・苦手なことの差が大きく、また偏った考え方や
ものの見方をしてしまうことがあり、「変わった人」というレッテルを
貼られてしまうことがあるようです。

 

発達障害は一人ひとり症状や特性が異なり、様々な特性を併せ持っている人もいますが、
大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。

自閉症スペクトラム(ASD)

発達障害

対人関係・社会性やコミュニケーション能力に困難があり、興味や関心の幅が狭く物事に
強いこだわりがあります。

 

同じ行動を繰り返したり、柔軟な思考や変化への対処が難しい人もいます。

 

ASDの中にも様々なタイプがあり、知的障害や言語障害を伴う場合もあります。

 

診断名や基準によって、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害、自閉症、
アスペルガー症候群、高機能自閉症、カナー症候群、広汎性発達障害などの
名称や疾患概念で分類されることもあります。

 

ASDは「臨機応変な対人関係が苦手」であることと、
「自分の関心、やり方、ペースの維持を最優先させたいという本能的な志向性が強い」、
別の言い方をすれば「こだわりが強い」!

野球選手のイチローさんもこの傾向が強いので”発達障害”を取り沙汰されて
いらっしゃいます。

子どもを伸ばすあどらーの言葉

ADHDとは?

 

ADHDは「不注意」と「多動性、衝動性」が特徴で、「うっかりさん」「粗忽な人」などの
特徴が際立って目立つ状態。

SLDとは?

SLDは、読むこと、書くこと、算数のいずれか、あるいはいくつかが他の能力に比べて
明らかに低い状態である。

俳優のトム・クルーズが、字が読めない「ディスレクシア(発達性失読症、難読症)」で
有名ですが、これもSLDに含まれるそうです。

 

これらの発達障害は、複数の発達障害が重複していることもしばしばあるようで、
わかりやすい特徴をもつ人ばかりではないようです。

 

たとえば、ASDはこだわりが強いため、基本的にはいったん始めた仕事を集中して
終わらせられるが、ADHDも重複していると、「多動性・衝動性」によって
興味が他に移ってしまい、持続的に作業を続けられなくなることがある。

 

このため、ASDの特徴もADHDの特徴もやや弱く見えるので、本当は発達障害であっても
周囲からはそう思われない、ということもあるそうです。

 

発達障害の当事者は自分では問題点を把握できないことが多く、あるいは把握してもうまく
対処できないため、上司から注意を受けやすいのです。

 

注意されている理由がわからない場合もあり、自身はパワーハラスメントにあったと
思う人もいるのです。

 

また周囲も、発達障害、あるいはその人特有の特徴を知らないと大きなストレスを
受けるし、また特徴を知っていても対応が難しいこともあるようで・・・

「社会適応障害」の病名を背負って暮らしている若い方も多々いらっしゃいます。

自閉症とはアスペルガー症候群・高機能自閉症とは広汎性発達障害とは

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最近では、モデル・俳優の栗原類さんなどの有名人が、自身が発達障害であることを
明かしたり、テレビや雑誌でも発達障害の特集が組まれたりと、世間の発達障害の
認知度が高まりつつあります。

 

そして、その影響からか自分が発達障害なのではと疑い、病院を訪れる方が
増えているようです。

 

発達障害は、本人の社会へ適応しようという努力や、知的レベルの高さによって
表面化しづらいことも多く、抑うつなどの発達障害による二次的な障害の相談を
しに病院へ行ったところ、発達障害であることがわかるケースもあります。

発達障害は個性?

SNSやメディアなどでは「発達障害は個性だ」というメッセージが発せられることが
あります。

当事者本人が得意分野を生かした仕事をしていて、不得意な、付随的な仕事は
他の人がフォローすることで、発達障害を問題にする必要はないのです。

 

発達障害というと子供の頃から少し変わった特徴を持っていたり、マイナスの
イメージがあるかもしれませんが、発達障害の方は才能を発揮して
成功する人もたくさんいらっしゃいます。

 

芸能人や有名人の中には発達障害を公表している人もいるようです。

歌手として成功しているガクトも発達障害という意外な噂があります。

パリスヒルトン

パリス・ヒルトンは12歳の時に注意欠陥症候群(ADD)と診断されたことを
公表しています。

ADDはADHDとは少し異なり、注意欠陥の症状のみで多動性はないという
特徴があります。

世間に公表したのは同じような発達障害の人を応援する気持ちからのようです。

彼女の場合は、発達障害を持っているからこそ自分の好きなファッションなどの
部門で輝いたのかもしれません。

まとめ

発達障害

発達障害は先天的な脳機能のアンバランスさと、周囲の環境とのミスマッチによって
あらわれる障害です。

一人ひとりが持っている特性の凸凹それ自体は、障害ではなく個性であると
考えることもできるでしょうし、実際に発達障害傾向があっても、
障害や困難を感じずに暮らしている方もいらっしゃいます。

 

一方で、その特性が周囲の環境とマッチしていない場合、放っておくと生活や
仕事での困難が生じやすくなり、場合によっては抑うつなどの二次障害を併発し、
重症化・長期化してしまうことがあるかもしれません。

 

発達障害の捉え方にはさまざまありますが、発達障害の疑いがあり、
実際に生活上の困りごとがある場合は、自分の特性としっかり向き合い、
早めに何らかの対処をすることで個性として活きることもできます。

もし・・・お子さんが発達障害かな?なんて思ったら・・・

その子の特性をしっかり磨いて育てることで、輝いて活きている芸能人の方も
たくさんいらっしゃるので、”病名”に侵されないで自分らしく有意義な人生を
活きて欲しいと切に願います。

~一魂こめて~

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