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相対的貧困の厳しい社会を勝ち抜くヒント!それは教養を身に付けるしかない!

仕事に、家事に、 育児に、 学校世話役に・・・

日本の母はとにかく日々膨大なタスクに追われ奮闘しています。

日本の母子家庭の就労率は80.6%で世界でもトップクラスですが、

正職員の率は39.4%しかなく、パート、アルバイト等非正規雇用が47.4%です。

パートの仕事を2つも3つも掛け持ちをしながら・・・・

母子家庭の64%が年収200万円以下に留まっているのが現状のようです。

 

日本の子どもの貧困とは?

日本は貧困率が約16%と非常に高い国の一つで、6人に1人は貧困ラインを
下回る生活を強いられていると言われています。

 

「日本の子どもの7人に1人が貧困」こんな言葉を目にすることが、最近増えて、
子どもの貧困に関する報道や、メディアの特集が組まれることも多くなってきました。

 

「貧困」とは、海外の途上国で目にするような、食べ物や着るものを確保することも難しい
「絶対的貧困」ではなく、国民の中で相対的に収入が低い「相対的貧困」です。

相対的貧困とは?

ある国や地域社会の平均的な生活水準と比較して、所得が著しく低い状態。

 

世帯の可処分所得が全人口の中央値の半分未満である状況のことを言います。

 

平均的な世帯に比べて生活に使えるお金が半分以下、というイメージです。

 

日本における貧困は、いったい子どもから何を奪うのでしょうか?

貧困が、子どもに及ぼす影響とは?

大人2人、子ども1人という家庭の場合、世帯収入が212万円以下だと、
中央値の半分である貧困ラインを下回ることになります。

 

相対的貧困状態にある家庭は、絶対的貧困のように、衣食住がままならないと
いうことはありません。

 

日本で生活していれば、途上国のスラムのような生活を送る子どもを
見ることはありませんが・・・

 

父子家庭においても、子育てと仕事を両立させるために、やむを得ず
非正規や派遣といった働き方になる場合があります。

 

残業や休日出勤が難しいため、転職を余儀なくされるなど、生活が安定しづらい
状況で、収入が大幅に減ってしまうおそれがあるのです。

 

親が働けなくなれば、直ちに貧困への転落が親子の目の前に迫ります。

 

子どもが熱を出すのはあたりまえのことであるにも関わらず、子どもの看病で
仕事を休むことが収入減に直結したり、何日も休みが続けば最悪の場合
リストラの対象になって失職してしまう可能性があります。

 

日本で相対的貧困状態にある家庭のレベル感としては、
「衣食住はギリギリ満たすことができる」というのが実態です。

 

子どもが熱を出したら、氷や解熱剤で一時的に熱を下げて保育園に当園させる」
「子どもが病気の時に使う有給休暇だから、自分の体調不良時は這ってでも職場に行く」

 

そんな風に・・・親子で無理を重ねながら子育てをしてきました。

相対的貧困が子どもにどんな悪影響を及ぼすの?

 

衣食住を満たせるために必死で働いて経済的に厳しい環境ではあるけれど
貧困だと大騒ぎする必要はないのでは?

 

そう思う方もいるかもしれません。

 

私も・・・そうな中で子育てしてそう思ってきました。

 

「相対的貧困」が子どもにどんな悪影響を及ぼすのか?

 

収入の多い少ないではなく、本当に問題になるのは単純な家計の
苦しさだけではなく、経済的に苦しい環境であることが、
子どもに及ぼす影響こそが問題だと・・・・

 

具体的にどんな問題があり、子どもにどんな悪影響があるのか?

 

子どもに新しい服を買えない
家族旅行に行けない
学習塾に通わせてあげられない
習い事に行かせられない
大学に進学させてあげられない

 

貧困家庭では経済的な理由によって子どものためにしてあげられることが
大きく制限される傾向がありました。

 

服が買えないのも、塾に行けないのも、家庭の経済的な環境が原因で、
子ども本人に原因があるわけではありません。

 

「周りの友達はそれができているのに、自分にはできない」という環境に
置かれることによって、子ども自身の自己肯定感は下がってしまう!

 

途上国の貧困のように、ただちに命に関わる問題ではありません。

 

団塊世代の私達の時代や、戦後、高度成長期の日本であれば、新しい服が
買えない、塾に行けないなどといったことはある意味普通のことでした。

 

周りを見れば、同じような環境で生活している友達がたくさんいましたし、
家が貧しければ・・・

 

「いつか努力して生活をよくしてやろう」というモチベーションも生まれ、
それが日本の発展にもつながりました。

 

しかし今の日本はそうではありません。

 

自己肯定感が下がり、自分を価値のない人間だと考えるようになると
「努力が報われる」という発想が持ちにくくなると言われています。

 

これは子ども個人の問題ではなく、社会環境に起因するもので、
構造的な問題です。

 

相対的貧困家庭についての衣食住が足りて、生命の危機がなければ、
あとは自分で努力してどうにかすればいいじゃないか・・・

という指摘が的を射ることがないのは、こういった背景からだと・・・・

 

自己肯定感の低さは、学力格差とも関連します。

 

文部科学省の調査によれば、「自分にはよいところがあると思う」と考えている
子どものほうが全国学力テストの正答率が高かったという結果が出ています。

相対的貧困を解決するには?

 

現代の日本で相対的貧困と闘いながら子育てをしてゆかなければならない現実の中で
重要なのは、貧困に隠れた本質的な問題は、「教養」の問題だと思います。

 

母親の意識ひとつで全く違う人生になってもゆくのです。

 

どれにお金をかけるべきで、子供に何を今我慢させるべきか?

 

判断を適切に行うことで子どもの将来は大きく変わってゆきます。

 

日本は、高学歴であるほど収入が高く、収入が高い家庭ほど
子供は高学歴になりやすい国です。

 

学歴が低いほど収入が低く、収入が低い家庭ほど子供の
最終学歴は低くなりがちです。

 

貧困を抜け出す最も近道は、学歴を手に入れることですが、
学歴がなくても教養があれば収入を高めることは可能です。

 

教養とは世の中を生きるための知識・智恵です。

 

教養がなければ収入を上げることは出来ないのか?

 

決してそうではありませんが・・

 

教養があると可能性や選択肢は大きく広がります。

 

パソコン

 

あるとき・・・・

NHKの番組で、「PCが買えないので1000円のキーボードを買ってくれた」と
いうシーンがありました。

 

多くの人が「他の色々を我慢してでも、安いのでいいからPCを買うべきだ」と
思ったはずです。

 

多くの人は、その投資に見合った効果が得られることを知っているからです。

 

ただ・・・母親は単純にPCを操作できることで得られるメリット、PCを操作できる
ことを求められている社会だと言うことも理解していなかったようです。

 

巷には、安い中古のPCなら5000円〜20,000円でも買えるということも
知らなかったのです。

まとめ

母子家庭
「相対的貧困」に該当する世帯の経済事情は大きな問題に思えません。

 

相対的貧困の家庭で育った子供が、教養のない親や教師を含む周囲の大人が原因で、
自分の持つ可能性や選択肢に気付けない子供が多いという問題が大きな問題です。

 

学校や役所等、公共の機関が子供に教養を積ませる機会をつくること、
そして親も教養を積む機会をつくることで解消していくしかないのです。

 

中学校・高校に関しては、教育大学出身の先生が多く、一般的な社会人経験が
ほとんど無い先生ばかりという現状があります。

 

社会で生き抜く力は、社会で生き抜いてきた人から最も学べるはずです。

 

色々な勉強も大事ですが、厳しい現代で生き抜くには、活きるチカラ、
活きる知恵、そういう意味での教養が必要です。

一魂こめて~

 

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