保育士の人員不足が問題視されるなか、主婦経験でも子供に関する
仕事をした経験をいかし、子ども好きな人々が自治体で定められた
研修をクリアするだけで保育の現場で働くことができる
今!注目の子育て支援員とは・・・
子育て支援員とはどんな資格?
子育て支援員とは、2015年より国から認められた民間の資格です。
保育士の人員不足が問題視されるなか、主婦経験・子供に関する仕事をした経験が
あったり、子供好きな人々が、自治体で定められた研修をクリアするだけで、
さまざまな保育の現場で働くことができます。
そのため、近年人気度が高まり注目されているというのです。
子育て支援員の種類と仕事内容
子育て支援員の活躍の場は保育園だけではありません。
地域での子育て支援や、学童クラブ・乳児院や養護施設といった
社会的養護の必要な子供たちなど、対象は幅広くなっています。
残念ながら保育士ではないため、本格的に保育に携わることはできませんが、
保育士のサポート役として各現場で活躍することができます。
ここでは、代表的な4つの子育て支援員の種類を見ていきましょう。
①地域保育コース
20人以下の小規模保育で家庭的な支援を行なったり、保育者の
自宅にて5人以下のよりきめ細やかな支援を行なったり、
企業の事業所内で従業員の子供を預かったりする仕事がメインです。
小学校入学前までの児童をお預かりして、着替えや食事といった
身の周りのことの世話をし、さまざまな遊びを通してのびのびと
子供を育てていくことを目指します。
②地域子育て支援コース
地域という身近な場所において、お子さんと一緒に遊びながら、
保護者の育児相談を受けたりする職員を志すコースです。
子育て広場・行政機関窓口・公共施設などの身近な場所を用いて、
必要としている情報提供や子育て相談を行なって、地域の関連機関
との連携・子育て機能の充実を目指します。
③放課後児童コース
保護者が仕事などで、子供の帰宅時間になっても家庭に戻って来られない
場合に、遊びや活動の場を提供する学童クラブで勤務するコースです。
共働き家庭が増えているため、今後ますます需要が高まって
くることが予想されます。
さまざまな年齢層の子供たちが同じ時間を過ごすために、刺激を貰えるのも魅力でしょう。
④社会的養護コース
家族と一緒に暮らすのが適切でない子供や、保護者がいない子供に対して、責任を持って
身の周りのお世話をして養育・保護をしていく支援者を目指すコースです。
児童養護施設や乳児院がこれに当たります。子供だけでなく、子供の養育に困難を
抱えている保護者についても支援を行なっていきます。
子育て支援員の資格はどうやって取るの?
国家資格である保育士免許をとるためには、国が指定した学校を卒業するか、
難関の保育士試験に合格しなければなりません。
受験料もかかります。これに対して子育て支援員になる場合には、特に受験料は必要なく、
上記でご紹介したコースに合わせて、適切な研修を受けるだけで資格として認められるのです。
子育て支援員の資格取得のためには、基本研修と専門研修を受講する
必要があり、基本研修は8科目を8時間で学びます。
専門研修は目指すコースによって異なりますが、6科目から12科目を
6時間から15時間程度で学んでいきます。
大切なのは、子育て支援員としての子供との関わり方を理解すること、子供の命を
預かっているという自覚を持つことだといえるでしょう。
まとめ
子育て支援員としての資格、種類や仕事内容、資格取得までの流れについて、
理解できましたでしょうか?
国家資格である保育士と違って、子供が好きで関わりたいという気持ちがあれば、
誰でも気軽に取得できる資格です。
もちろん主婦の方でも、ご自身の育児経験を生かして無資格から挑戦できる
資格だと言えます。
現在、共働き世帯が増えたことにより、待機児童の増加・それに伴う保育士人員の不足が
深刻化しています。
もしあなたに保育士を手助けしたいという気持ちがあるなら、
子育て支援員という民間の資格に、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
資格はいつまでも「活きる」自信となって生きる糧として心強く自分を支えてくれます。
私も、ヘルパー職1級を取得しながらその道に進むことはなかったのですが・・・
いつでも、どこでも・・「仕事」がなくて困るという想いだけは持ったこともなく・・
「資格」があればこそ、今も趣味と実益の道を歩いています。
~一魂こめて~