11月30日は「年金の日」です。
厚生労働省によって平成26年に「いい( 11 )みらい( 30 )」が、親しみやすい
ことなどから制定され、厚生労働省だけではなく、金融機関なども参加し
年金相談会などのイベントなどが開催されています。
ところで、自分自身の年金がどうなっているのか確認したことはありますか?
年金のニュースが出てくると、自分の年金はどうなるのだろうかと?
不安になることが多いのですが、実は自分の年金金額を知る方法があるのです。
年金の確認方法!
厚生労働省では、“国民一人ひとり、「ねんきんネット」等を活用しながら、
高齢期の生活設計に思いを巡らす日”として・・・
平成26年度から毎年11月30日(いいみらい)を「年金の日」としました。
年金の確認で一番身近なのは、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」です。
ぜひ一度開いて詳しくご覧下さい。
ねんきん定期便には今までの年金の支払った金額と、老後にもらえる金額が
記入されています。
1年間でもらえる予定の年金金額が書いてあるので、12で割ると一ヶ月あたりもらえる
金額が分かります。
50歳以上の方は、「今までの支払った金額」と老後に「もらえる金額(予定額)」が
記載されています。
50歳以下の方は、今までの支払った金額をもとにした老後に貰える金額が
計算されていますので、これでは生活できない!と思われるでしょう。
これからもコツコツ年金を支払い続ければ、老後にもらえる金額は増えます。
また公的年金の他に、自分の貯金や確定拠出年金で補う方法があります。
これからまだ働き続け、年金を納め続けることを考えると、もらえる金額は
確定ではありませんが、定年までの残りの年数が短い方は、特に老後の
生活設計を考える助けとなるイメージが湧いてくるでしょう。
ネットで確認!「ねんきんネット」
手元にねんきん定期便がすぐに見当たらないという方、もう少し詳細に
もらえる金額を考えてみたい方は、「ねんきんネット」を使うと良いでしょう。
IDを申請すると、1週間弱でパスワードが手元に届きます。
ログインすると、今までの支払いの記録や60歳まで、支払った場合の
年金見込額のシミュレーションも可能です。
ねんきん定期便では50歳以下の方は今までに支払った金額をもとに計算
されているので、ねんきんネットのシミュレーションの方がより具体的です。
24時間アクセス可能ですので、お休みの日などまとまった時間のある時に
ゆっくり確認することもできます。
自分の老後の生活は、自分で守ろう!
ねんきん定期便、ねんきんネットで確認できるのは公的年金の金額ですが、
これだけでは足りないはずです。
公的年金に関しては2015年には「マクロ経済スライド」も発動されました。
これは、少子高齢化により、年金を支払う現役世代と受取る世代のバランスが崩れ、
支払いの負担に耐えるために導入された制度です。
年金財源に入ってくるお金と、年金を支払うお金のバランスが
取れるように調整して、自動的に給付が引き下げられます。
少しずつですが年金の支給額は減らされる可能性は否定できないのです。
確定拠出年金やその他のご自身の貯蓄等も含めて、これを機に・・・・
自分の年金がどれだけになるのか?
老後の生活設計に足りるのか?
「年金の日」に調べてみましょう。
払い損の若い世代の今後の年金は?
今の若い世代はお金を使わないとよく言われます。
総務省「全国消費実態調査」によると、30歳未満の単身勤労者世帯の
使えるお金(可処分所得)は、2014年で男性23.0万円、
女性18.3万円でした。
バブル期の1989年と2014年を比較すると、消費者物価指数を考慮しても、
なお増加傾向にあります。
実質可処分所得は、現在と連続するデータのある1963年から年を追うごとに
上昇しましたが、97年の月額47万9302円を頂点に減少に転じました。
直近の2015年には40万8649円まで下がりました。
この額は1985年の41万3835円より低い水準です。
実質可処分所得が下がった要因の一つは、実収入が伸び悩んでいることのようです。
実収入は、1997年の59万5214円を頂点に、2015年には52万5955円と
7万円近くも下がりました。
最近の若者はブランド物や車、海外旅行などにお金を使うことに興味がないと
言われています。
若い世代は、消費をしなくなってきていると言われるのは何故なのでしょう?
それは・・・彼らが育ってきた環境がそれまでの世代と全く違うというのも
原因だとも・・・
若者は何故消費をしないのか?
まず、現在の若い世代は景気が良い時を知りません。
日経平均株価は1984年に初めて1万円を突破してから、わずか5年、
1989年12月29日 最高値である38,957.44円をつけました。
この頃社会人だった方は、景気が良いという感覚を味わったはずです。
日経平均株価はその後下落し、1万円~2万円の間で推移しています。
平成に入ってからの社会しか知らない若者たちは
好景気を体感したことはないのです。
景気の良さを実感できないことによる将来に対する不安から、
なかなか消費につながらないのもうなずけます。
感覚の変化「持つ」から「シェア」へ
それ以外にも若い世代の消費に対する感覚の変化というのも考えられます。
昭和の時代は家や車など、「持つ」ことがステータスでしたし,働いたお金で
ローンを組んで家や車を手に入れることをしてきました。
しかし、インターネット・SNSが普及したことによって今では若い世代中心に
「シェア」という感覚が生まれています。
これは、「持っているけれど使っていない」という人と「欲しい」人との
マッチングがITを通じて簡単にできるようになったからだと言われています。
今の若い世代が直面する避けられない問題
このような時代背景で若い世代はお金を使わなくなったと考えられますが、
それだけではなく、彼らが直面する避けられない問題も大きな要因として挙げられます。
現在の年金支給開始年齢である65歳以上の人口は、
日本の26.7%を占めています。(平成27年9月15日現在推計、総務省統計局)
今後その比率は拡大し、2060年には高齢者比率は40%を超えると予想されています。
年金や医療費の支払いを受けるのは高齢者ですので、高齢者が増えることが確実な以上、
これからは負担が増える一方です。今後公的なサービスは縮小せざるを得ないでしょう。
一生懸命働き、リタイヤしたら年金もあるし安心の老後生活。
そんな生活はもう得られないのです。
これは若い世代にとっては大きな脅威です。
では、将来に向けてどのように今から準備しておけば良いのでしょうか?
出来るだけ早いうちに自分年金を!
若い人ほど一人ひとりが将来のために自分を守る年金作りをしておく必要があります。
例えば2017年から制度が大きく改定される確定拠出年金制度。
今まで毎年誕生日月に送られてくる「ねんきん定期便」で自分の年金の金額は
ある程度予測することが可能でしたが、そのもらえる金額がわかる国民年金、
厚生年金に加えて、毎月一定金額を積立てることで利用できる年金制度です。
自分で積立てたお金を運用して60歳以降にもらえる制度ですが、
その節税効果はやっていない人はお金を道端に落としながら歩いているようなものです。
お給料から天引きされている所得税と住民税に節税効果があり、運用して出た
利益も非課税。
銀行預金も利子は税金掛かっているのを皆さんご存知ですね。
この税金が非課税になるのです。
さらに、受取る時も公的年金ですから、税メリットがあります。
若い世代がお金を使わなくなったことは決して悪いことではありません。
むしろ、そのお金を時代の流れや、自分にとってのメリットを適切に見極めて
自分の人生が輝く使い方をしていって欲しいですね。
まとめ
「金持ち父さん、貧乏父さん」の本は有名です。
単に金を稼ぐ方法を教えたり、金持ちの豪華な生活を披露したりする本ではありません。
「金持ち父さん」とは、著者の友達のお父さんの事で、事業家であり投資家であり
資産家です。
「貧乏父さん」とは著者の実の父です。
貧乏といっても、ちゃんとした公務員の役職にいた、年収も相当もらっていた
父さんなのです。
でも「貧乏」だと表現されています。
まずこれにわたしはびっくりしました。
私の「貧乏」というイメージとはかけ離れていたからです。
それは、お金の問題は、年収を増やすことでは解決しない!
収入が増えれば、支出も増える。
いい車、いい家、いい服、良い食事。
だから、まったく財政問題は解決していないのが現状です。
入るお金が増えれば・・・出ていくお金も増える。
あの本で提唱しているのは「毎月の生活費を上回る、不労所得を得ることができれば、
「金持ち父さんになれる」ということ。
たとえば、月収10万で生活できる人であれば、11万円の不労所得を得ることが
出来れば、その時点で金持ち父さんです。
あの本が説いているのは、不労所得の大事さ、投資の大事さ、複利の凄さ、
そして、金持ちは時間がありあまるので、時間の自由を得て、
自分のやりたい事をやりなさい!
そして金持ち父さんになるための手法が書かれています。
1.仕事をして稼ぐ
2.節約して貯金する
3.貯金を投資して増やしていく
お金持ち思考を学ぶことでお金の使い方、活用の仕方を学ぶことができます。
日々自由で豊かな暮らしは誰もが望むところですね!
一魂こめて・・・