中央区立泰明小学校の「アルマーニ標準服」が、物議を醸しています。
保護者から選定への疑問や「高すぎる」という苦言が寄せられたことについて、
「教育委員会として、学校に対して舵取りが甘かった」と責任を認め、教育委員会では、
価格が判明後、元の標準服に戻すこと含めて対応策を議論したそうですが・・・
その時点で、すでに後戻りができない状況になっていた～～～ｗｗ
アルマニーの学校標準服って？
なぜ公立学校が高級ブランドのデザインを選んだのか？
保護者らから批判の声も上がっているという、批判の的となっている
「標準服」とは、そもそもどんな意味なのでしょうか？
標準服、制服との違いは実用日本語表現辞典によると
標準服：学校などの組織において、所属者が着用することが望ましいとされる服装。
ただし制服とは異なり、常時着用の義務はなく、推奨されるに留まる。制服：学校・会社など、一定の集団や団体に属する人が着るように定められている服装。
ユニホーム。
とされています。
つまり・・・・強制力があるかないかの違いのようです。
このため、標準服は、学校が推奨する色やモデルのことであって、
指定する販売店で売られているものでなくてもいいし、
自分で裁縫したものでもいいし、本人がいやなら着なくても、
学校が強制する類のものではない！
実際、学校が示している標準服を着た子どもと、私服の子どもが一緒にいる学校も
存在します。
制服か標準服か、どう位置づけるかは、原則各校の判断に委ねられているそうです。
「標準服」と位置づけている学校でも、実態はほとんど「制服」のような強制力を持ち、
転校生に「標準服」を買わせたり、「標準服」から外れた服装の生徒が指導を受けることも
少なくないという現状のようです。
アルマーニ標準服の価格
身長130センチの男子児童向けの上着（2万5920円）、
半ズボン（冬用9180円・夏用8964円）、シャツ（長袖5616円・半袖5400円）、
帽子（夏用2916円・冬用2916円）
を買うと、それだけで6万円を越えます。
女子用（ブラウス・スカート）のセットだと6万6000円超えとなります。（全て税込み）
ここに着替えのシャツやズボンを加えれば、実際にはもっと出費が多くなります。
スモック（3240円）やセーター（9180円）、ベスト（8640円）、
ソックス（冬用810円）なども用意されているようです。
標準服は「必ず買わなければならないわけではない」（教育委員会）とはいえ、
実際、泰明小学校に通う児童の中で標準服を着ていない子は「ほぼいない」（教育委員会）といいます。
現在の標準服は上着、ズボン（スカート）、シャツ（ブラウス）、
帽子の4点で男子は1万7755円、女子は1万9504円
価格を比べてもかなりの差があります。
この値段を教育委員会側はどう捉えているのか？
島田教育長は「中央区の平均価格に比べれば高いという認識」だと話す。
この価格を、教育委員会が把握したのは11月24日の直前。
この段階で、「高い」認識も後戻りできない状況で難しくなっていたという。
価格が判明した後に対応協議した案の中には、アルマーニ標準服ではなく
「もともとの標準服」を使う案も出たようです。
しかし、業者に問い合わせたところ、「もともとの標準服」は、もう生産が間に合わない状況だった。
校長の連絡で、業者がすでに製造ラインを止めてしまっていたのだという。
さらにアルマーニ標準服が生産に入っていたという。
島田教育長は「（事態を把握したときには）かなりの部分で動いてしまっていた。
後手に回ったと反省している。教育委員会として、学校との距離感が甘かった」
と語っていらっしゃいます。
教育委員会としては、その時点で変更をかけた場合、
「最悪のケースでは、どこの標準服も手に入らない状態になる」と判断。
そのリスクを回避するため、2018年の新入生については、
アルマーニ標準服のままで行く方針を固めたのだそうです。
アルマニーとは？
ジョルジオ・アルマーニS.p.A.は、1975年にジョルジオ・アルマーニにより設立された
ファッションブランド、およびレジャーブランドです。
ファッション業界で最も権威のあるブランドで、メインブランド
「ジョルジオ・アルマーニ」のほか、複数の姉妹ブランド、化粧品、リゾート、高級レストランなど多彩な事業を展開し、「アルマーニ」と総称されています。
学校標準服への経緯は？
ところで・・・そもそも・・・
「アルマーニ標準服」には、どんな経緯で決まったのでしょうか？
教育委員会によると、事態が動いたのは、2017年の夏前。
校長から口頭で・・・
「アルマーニ社がデザインの監修を引き受けてくれることになったので、
来年4月に向けて標準服の変更の準備を進める」と、教育長に報告があったそうです。
教育長からは「PTAや地域の方々と十分話し合って進めるように」
指導したそうですが・・・
もはや、事態は後戻りできない状態の中で、今春に入学する1年生から、
標準服（制服）を海外高級ブランド「アルマーニ」がデザインを監修したものに
切り替えることが明らかになったそうです。
標準服（制服）を海外高級ブランド「アルマーニ」がデザイン洗い替えのシャツまで
全てそろえると9万円。
今の標準服と比べると、新たに加わった夏服や洗い替えの価格を含めると、
3倍以上の値上がりとみられます。
中央区立泰明小学校とは？
銀座にある中央区立泰明小学校は、歴史的にも特殊なのでしょうか？
中央区立泰明小学校は、東京都中央区銀座にある公立小学校です。
東京府の公立小学校として、泰明小学校は明治１１年に創立されましたが、
日本では一番地価が高い「中央区銀座五丁目」に位置する公立小学校です。
入学条件を受け入れた銀座在住者と学区外の在中央区の希望者が抽選で
就学できる特認校で、中央区民にはローカルな人気小学校として知られています。
銀座の数寄屋橋交差点のそば、半円形の窓と蔦のからまる校舎、
アーチ形の塀とヨーロッパのお城のような門
（実際に、フランス貴族の館から移築されたそうです）など・・・
銀座の街のランドマーク的な学校で、キリスト教系の私学のような雰囲気ですが、
中央区の公立小学校です。
北村透谷、島崎藤村、近衛文麿、朝丘雪路といった著名な方が
卒業生としていらっしゃいます。
現在、各学年2クラスの約350名が通っているそうです。
泰明小学校の学区は、住所に銀座が付くところが学区です！
やはり、銀座ともなると・・金銭感覚も違うのですかねぇ～～ｗｗ
そもそも公立小学校は税金で運営されているのだから、どの学校も公平に
同じ教育を受けられなくてはいけないし、保護者の負担も公平でなくてはいけない。
この小学校は歴史的にも特殊のようだが、公立学校であることに変わりはない。
低学年と高学年ではサイズもかなり変わってくるから、
卒業まで２回くらいは買い替えないといけないのだろうし、
活発な男の子だとすぐ傷むだろうし、全く非現実的な話だと思う。（コメントより引用）
学校の制服には法律がない？
学校の生徒の制服は法律がありません。
日本は子どもの権利条約という世界との約束で，
「子どもの表現の自由を制限するときは、きちんと法律を作らないといけない」と
確認しています。
法律がないのは、服装の自由を制限しなければいけない
『よっぽどの理由』がないからです」
「制服のルールはそれぞれの学校が決めています。
でも、学校は何でも好き勝手に『校則』を作れるわけではありません。
法律でも奪っていない生徒の服装の自由を学校生活のためという名目（めいもく）で
学校が簡単に奪ってしまうことは許されません。
「公立の中学校で制服を着なければいけないのか？」
が争われた裁判の判決で、裁判所はこう言っています。
『校則は，生徒の心得（こころえ）を示したもの。校則に書かれている制服は、
むりやり着させられるものではないし、着なかったからといって、不利には扱われない』」
実際には、私服で登校すれば、学ぶ場にふさわしい服装なのか？どうか？
先生から指導されるでしょう！
でも、『ふさわしい服装だ』と自信をもってきちんと話をすれば，
学校はそれ以上、あなたに制服を強制することは法律上できないのです。
まとめ
今の、学校では制服は当たり前になっています。
学校制服に憧れて学校選びも・・・なんてこともあるでしょう！
ただ・・・今回のアルマニーの標準服を選ぶ学校側の姿勢には
驚きましたね。
銀座のバーバリーやエルメス、シャネルなどのブランドにも校長が単独交渉した？
本校の児童のご家庭なら、出せるんじゃないかと思う!
購入できない家庭が出た場合、その児童を「バカにしたりしないよう
（他の児童に）徹底したい！「きちんとした心構えと志で学ぶのが泰明らしさ。
その意識を持たない方が増えてきた」と感じ、
「泰明らしさを取り戻す１つのスイッチ」
約３年前に導入を思い立ったという校長のブランドに対する認識というか？
ウヒョォォォォォ＾＾：ようわからんです～～～ｗｗ？？
小学生がブランドの服必要ですかね？？
学校制服が高いと悩む母子家庭もいるのです。
校長先生は、普段からアルマニーのスーツをお召になっているのでしょうかね～～ｗｗ
一魂こめて・・・
