卒婚は夫婦という概念に縛られない自由なライフスタイル!
目次
「卒婚」とはどんなライフスタイルなの?
「夫婦という概念」に縛られない「夫婦」!
結婚制度に縛られた『同居=夫婦』という思い込みを捨てれば、夫婦はもっと楽しく自由になる!
会ってもよし、会わなくてもよし。
縛らない、縛られない。
卒婚は、結婚制度を超越した理想の夫婦のあり方かも知れません。
「卒婚」は、2004年に出版された卒婚のススメ 人生を変える新しい夫婦のかたちの中で、
著者の杉山由美子さんは、
「子育て後のカップルは、長い後半生をどうしたら、
よりよく生きていくことができるのだろうか。
そんなことを考えて中高年のひとたちの取材を始めたころ、
出会ったのが『卒婚』という言葉だった」
(静山社文庫『卒婚のススメ』より
人生100年時代と言われるようになり、仕事や子育てが終わってからの長い人生の
過ごし方を考える人が増えてきているようです。
卒婚と離婚の違いは?
離婚はお互い憎み合ったり、財産分与で争ったりかなりエネルギーが要ります。
何かとトラブルが起きやすくストレスフルに陥ったりします。
卒婚は、経済的にも精神的にも自立した夫婦が、お互いを認め合って尊重した上で、
それぞれ自由に暮らすポジティブなライフスタイルです。
卒婚に憧れる女性はとても多く、40代から50代が多い傾向にあるようです。
2018年10月に、元貴乃花親方が河野恵子さんと離婚した際、
卒婚という言い方をして話題になったこともありましたが・・・
離婚を美化して卒婚と言い換えただけで、離婚と卒婚はまったく違うもののようです。
卒婚の決め手は何?
経済的、精神的に自立していること。
「夫が定年を迎えたら退職金の半分でも頂いて離婚しよう」と
考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
今一度・・ここで考えておきたいのが「離婚のリスク」です。
定年離婚をすることにより、老後の金銭面の不安がより大きくなって
しまうかもしれません。
『2018年人生100年時代の結婚に関する意識と実態』では、卒婚を
「良い」「どちらかと言えば良い」と感じている60代前半の男性は61.4%、
女性は78.7%いう結果となっているようです。
「老後は1人の時間も楽しみたい」
「ほどよい距離感を保ちたい」と考えている夫婦が多いのが伺えます。
離婚はせず、配偶者に必要以上に干渉しない、自分のライフスタイルを
満喫する夫婦関係はこれからどんどん増えるかも知れないですね。
離婚原因の第1位は?
裁判所が発表した司法統計「平成29年度 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別
全家庭裁判所」において、「裁判に発展した離婚理由」で最も多かったのは
「性格の不一致」だそうです。
かなり範囲が広い「性格の不一致」には、考え方や生活習慣の違いも含まれています。
いざ一緒に住んでみると、付き合っていた頃には感じなかったお互いのズレに気づく
ケースもあるのでしょう。
夫の生活態度や言動に我慢できず、かといって離婚する勇気もないことから、
別居を考える女性も少なくないそうですが・・・
一緒に暮らすのが嫌で別居するのは卒婚とは言わないようで・・・
別居から離婚に至るケースも多く、ネガティブな理由だと、
失敗する可能性が高いようです。
暴力や異性関係、浪費が原因で離婚した夫婦も性格の不一致枠になるのでしょうね。
日本で一番離婚件数が多いのは30代と示されています。
卒婚で新しいライフスタイルのスタート!
卒婚に向いている男性の条件
家事が苦手でも、生活に多少不便があっても、自分なりに工夫して生活を楽しめる人!
何かと文句ばかりをつけたがる人には向いてないでしょうね。
あとは夫婦の信頼関係があってお互い干渉しないこと。
どちらかが相手に依存していたら、こんな自由気ままな特殊な生活は成り立ちません。
まとめ
男性81.25歳、
女性87.32歳で過去最長を更新しました。
長い結婚生活の中で、自分のために悔いなき人生を
送るためのひとつの選択肢。
それが卒婚なのかもしれません。
~一魂こめて~